郡上八幡 城下町カップより



どのくらいの 時がたったのだろう??
忘れてしまうほどの時間の向こう側にいた人。
でも決して忘れることの無い人

熱い 穏やか まるで正反対の表現を持ち
見た目の怖さと裏腹の面白さを持つ男

第B回城下町カップに お友達の紹介で出逢いました。
その時の子供たちは、もうお母さんになり、子供たちはミニバスで頑張ってる。

教員という不安定な現場で 限られた時間で いつも届く風の噂で
激戦区の愛知県で戦っていることは知っていた。

多くありがちな勘違いの教員と違い、本当に腰が低く
人に対しても 丁寧にそして 控えめに接する男です。


今日子供たちに聞きました!
先生怖い??



満面の笑顔で答えてくれました!
面白いよ!!

この子、僕は今日初めて見たし、声を掛けたのも初めてです。
この笑顔、これがチームの顔なんですね。
ここには、恐れも卑屈さもありませんでした。

この子は試合が始まると 相手をなぎ倒してでも突貫する子です。
この試合とそれ以外のギャップが、先生の求めているところなんだろうな?



押されようと 前を向く事だけなら 自分にも相手にも負けることは無い
厳しい相手をかけわけて もしエンドラインが無いなら 何処までも突き進む子です。

一瞬でファンになりました。





この目です、先生の言の葉を一枚も落とさない様に聞いていた。
スーパースターがいるわけじゃない。
自分たちが能力が優れているわけでもない。

でもね

点数とは関係がないところで負けていなかったよ!




怖くなんかない!
だって負けたくないもん!
ここは自分と戦う所だから。
どんなに相手が強くても 私達には仲間がいる!

試合は一度に5人交代 そうして全員で戦う。



この聞く顔!


 
この 聴く目!



この 訊く耳!

全てがここにあるね。
決して聞き漏らそうとしない集中力は試合中によく出ていました。

ベンチの子は コートに向かい叫び続けていましたね
試合に出ている子達は、お互いに声を掛けあい 連携を図っていました。

喉がつぶれるくらい 声が千切れてしまうほどに 叫び続けていました。

監督は穏やかに 見守っていましたね。
見守ると言う事はこういう事なんだろうなと 感じました。


その昔に 対戦した時は 試合中大声で一つの事だけ叫んでた監督です。

(捨てろー! 捨てろー! すてろーー!!)と
思わず 訊きました?

余りにオフェンスが下手だから 離せと言う意味か????
そうしたら 

違います!
(スティ ロー! です。 低く構えろ!です )

ホント恥ずかしい・・・・




今回はまたしても 新しいワードでした。

( 野次るし! 野次るし!) ??
おや? また訳のわからん事を・・・・

これも聴きにいきました。


そうしたら 


矢印! だった(笑う)



まさしく この場面です。
ベクトルの逆!

力の逆利用ですね。

さすが目の付け所が面白い。

ジュニア東海大会優勝チームの オールコートプレスにも
難なく運んでいました。

何度も言いますが、僕はめったにチームを褒めません。
めったに好きになりません。
本当に頑張ると言う事を知ってる子供たちしか

久しぶりに感動しました。



試合終了後 ここからが凄かった!

揃って対戦相手とベンチに挨拶は 普通ですが、
ここから選手が ベンチに帰ってきて 誰言う事無く

(撤収!!)

あっという間に ベンチを片づけて 走り去る姿に感動しました。
大差で勝った相手は 次のチームが座りたそうにしていたのに
試合終了後も ずーっとベンチを占領して 選手を叱咤していました。

それは外でやるか かえってからやりな!
余りに対照的で 返って好印象でした。


もう引き留めて一枚撮らしてくれ!と お願いしました。





素敵な試合を見せてくれて 有難う。

ファンになりました。
また見に行くね。



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